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タイトル:コーポレート・アイデンティティ

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ロゴやタイポグラフィとは一体何なのか。私たちはどんな目的のためにロゴを作り、使用しているのか。それらを理解するために、企業やサービスの考案から、ロゴやタイポグラフィを使用するまでに至る過程を考えていきましょう。

命名行為について

企業やサービスを新たに展開しようと考えたとき、私たちはそれらを世間に認知してもらう必要があります。例えば美容院でもカフェでも、ただその場所で店舗を構えているだけでは、人々がその店舗を特定することが難しく、世間に認知してもらうことを阻害される恐れがあります。

そこで多くの場合、それらを特定できるよう、まずは特定できる名前をつけることから始めることでしょう。

名前をつけるという行為は、それらが今までに存在したもの以外の、新たな存在であることを主張すると同時に、存在を認識した人々での情報共有にも大きな意味をもたらします。

企業やサービスにおいては、まずは名前をつけることで、その存在が肯定されると言ってもいいでしょう。名前をつけるということはそれほど重要な行為であると言えます。

視覚的差別化

しかしながら、命名するだけではその企業やサービスの存在が確実に特定できるほどの差別化を図ることは難しいのではないでしょうか。

なぜなら命名する際、名前の中に意味やイメージを含ませることが多く、既存の何かしらの名称を取り入れることがセオリーとなっています。

その結果、必然的に同業種に似た名称をつける企業やサービスが乱立することが避けられず、名前だけではアイデンティティを確立させるまでに至らないケースが散見されます。また、その名前の意味を表現し、実際に人々にその意味を伝えるという意味においても視覚的差別化は必要性の高い行為といえるのではないでしょうか。

ロゴとタイポグラフィの違い

名称を付与するだけでは不十分だということは前節までで説明した通りですが、視覚的に